5分でわかるハーバード大学入試の基礎知識

5分でわかるハーバード大学入試の基礎知識〜廣津留真理の子育て応援日記59

 

何かと最近話題のハーバード大学ですが、
日本と全く異なるアメリカの教育システムなので、入試や学部についても誤解が多いもの。今回は、ハーバード大学の入試の基本情報をお知らせします。

まず、ハーバード大学(Harvard University)は1校の学部と12校の大学院・専門校からなります。

Undergraduate(4年制の学部、日本でいう「4年制大学」・・・1校
・ハーバード・カレッジ

Graduate school & professional Schools(大学院と専門教育機関)・・・12校
・ハーバードビジネススクール
・ハーバード神学校
・ハーバード法科大学院
・ハーバードアーツ&サイエンス大学院
・ハーバード工学・応用科学
・ハーバードデザイン大学院
・ハーバード医学部大学院
・ハーバード公衆衛生大学院
・ハーバード歯学大学院
・ハーバードケネディスクール
・ハーバード教育学大学院
・アメリカンレパートリーシアター

あとは、サマースクール、オンラインスクール、など一般向けのコースがあります。

高校を卒業して受験するのは、Harvard College です。パックンことパトリック・ハーランさんや、モーリー・ロバートソンさんが卒業したのはこの4年制大学です。

ショーンKさんで話題の HBSは、4年生の大学を卒業後に入学する、いわゆる「大学院」です。

日本では、大学=4年制大学(18歳から22歳まで通う)ですので、本日はこちらを取り上げます。
在学生数は1学年約1700名、日本人数は全学年で10名未満です。

ハーバード大学受験に必要なものは、
・願書(自分のこと、家族のこと、中3から高3までに選択した学校の全授業の名称と成績、ボランティアや課外活動の記録、エッセイ1本、ほか)
・SATかACT(センター試験のような全国統一テスト)英語2科目・数学、他2科目
・高校の成績証明書、卒業見込み証明書
・先生からの推薦状2通
・高3時の全ての成績証明書(高3の3学期の全テストの成績を提出します)
・入学検定料75ドル(安い!)
・ハーバード専用の追加資料(追加のエッセイ1本、ほか)
・スクールレポート(在籍する学校の実績・実力・成果を記述したレポート)

以上です。

これからわかるように、入試で重視されるのは、
「在籍する高校の成績」です。センター試験ではありません。

なぜなら、SAT ACTなどの共通テストは、今授業でやっている内容を各生徒が理解しているかどうかを見るテストで、日本の大学の2次試験のような「普通の学校で教えない塾に行くしかないような内容」の問題を出しません。

ハーバードを受験するレベルの学生は、ほとんど満点ですので、足切り程度にしか見ていないと思われます。

高校は、「自分の住む地域で一番良い学校」に入って、「その学校で一番難しいコース」を取るように、とすすめられています。

さらに、その学校のトップ3〜5%の成績を取ります。

まとめると、
難関大学に多くの生徒を送り込む高校に通い、
学校の定期テストでトップ層に入り、
高3の3学期の終わりまで成績をアップし続ける、
これが受験の大前提です。
ですから、特定の学校から入学してくる生徒が多くなるのも当然です。
日本も、この点は同様です。学校同士が切磋琢磨して、競争も起きますね。

アメリカのAO入試というのは、「学校の成績」が良いことが大前提です。ここが日本の、「一芸あればよい」「2科目でよい」「推薦状だけでもOK」といった、謎の日本のAOシステムと全く違います。

学年のトップ層といっても、難関高校と普通の高校では、同じ1番の生徒の学力に大きな差があります。
そこで、大学は、どの高校がどのくらいの実力かを念入りに調べています。いろいろな学校の各生徒の成績を同じ基準に照らし合わせて判断するテクニックも持っています。

日本の子どもたちは、全教科で、「落とすためにつくられた」ような問題を長年にわたって解かされていますが、それは、特に努力しなくても解ける子どもにはOKですが、その他の子どもには明らかに「オーバースペック」です。全教科を平均して死にものぐるいで伸ばすより、はじめから得意科目を2つ作っておいて、他の科目はそこそこに理解しているほうが将来的にも良い可能性があります。

次に、自分の得意科目は、学校の枠をはみ出して最大限に伸ばしています。
それこそ、学校以外のリソースを使って伸ばせます。
例えば、

師匠に弟子入り、起業、出版、科学的な発見、舞台に立つ、などさまざまです。
企業が主催するコンクールで800万円勝ち取った高校生もいます。
数学オリンピック、(ほんものの)オリンピック出場、国際コンクール優勝、などの経歴も含みます。

「ハーバード専用の追加資料」の項目にそれを追加します。

ここで様々な独特の実力を発揮する学生も、学校の基礎学力の証明があればこそはじめて書類を見てくれるわけです。

また、ライティング能力が大きなウエイトを占めますので、
良いエッセイ(作文)を書くことが求められます。

アメリカの入試は適当だ、という間違った情報が流れていますが、
アメリカの入試は、徹底したデータ分析に基づいています。

応募したらほぼ確実に入学できる大学から、
6%未満の合格率のアイビーリーグまで多様なことも特徴です。

最後に、医学部や歯学部が大学院からしかないことでわかるように、
ハーバード・カレッジの入試は、学部別ではありません。
日本では、同じ大学でも、学部によって難易度がことなりますが、
将来専攻する分野にかかわらず、全員同じ難易度です。

学部が決まるのは、2年生の後半、とか入学してずっとあとですので、
何度も専攻を変える学生が少なくありません。

このことと、日本人と比べてアメリカ人がしょっちゅう転職することとは、
関係があるかもしれません。

You never know where life will take you.

世の中は変化するもの。目の前にあることに集中していれば、人生があなたを適所に導いてくれる、

アメリカ人の知り合い達がよく言う言葉です。

私もその通りだと思います。
(ちなみに、写真はオックスフォード大学です!)

by  ひろつるまり
ひろつるまりのHPはこちら

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