AI時代のグローバル世界へ旅立つ子どもたちへ〜SIJ開会式全文掲載(英日)

SIJ岡山2017 開会式スピーチ 2017.7.26
一般社団法人Summer in JAPAN代表理事/SIJ 岡山&SIJ大分  プログラムディレクター
廣津留 真理


みなさま、本日は初開催となるSIJ岡山にようこそお越しくださいました、ありがとうございます。

石川文化振興財団理事長石川康晴様はじめ、スポンサー、ゲストのみなさまには多大なご支援ご尽力を賜り、一般社団法人Summer in JAPAN理事一同を代表いたしまして厚く御礼申し上げます。

 

本日ここに、10名のアメリカ合衆国大学生、5名の岡山大学生、5名の大分大学ならびに立命館アジア太平洋大学生が集い、岡山の子どもたちと地域のために、グローバル時代にふさわしい教育を展開します。
アインシュタインが、もしお父さんの言うことをきいてその通りにしていたら、普通のエンジニアになっていたでしょう。しかしアインシュタインは、純粋に自分の道を貫きました。

これはハーバード大学の2012年の入学式の祝辞で、ファウスト元学長が新入生に語ったスピーチです。ハーバードに入学するために日本からアメリカに渡ったばかりの私の娘も拝聴していました。

 

若者は経験豊富な成功者のアドバイスを聞くとよい、とよく言われますが、長い人生では自分自身の足で立つことになります。そのためには、まず自分を信じて、信念に従ってやり抜くことです。今この瞬間瞬間の意思決定は、自分の未来を決定するとても重要な時間なのです。

 

SIJ の始まりはこうでした。2013年、おんせん県大分の別府温泉に浸かっていた時、「ここに、世界中の若者が集って、意見交換をしたり、知らないことを身につけたりしたら楽しいだろうな。」と突然ひらめきました。早速翌日、私は英語ワークショップのカリキュラムを作り、たくさんの教室用の部屋とコンサートホールを予約してお金を払い、観光用の場所も予約しました。

 

当時ハーバード大1年だった娘に、キャンパスでこのプログラムの宣伝をするように依頼しました。受講生用のホームページも作りました。その日から、長い待ち時間が締め切り当日まで続きました。アーノルド・ローベルの「かえるくんとがまくんシリーズ」に「手紙」というお話があります。まさに、来ない手紙をいつまでも待つがまくんの心境でした。本当に大丈夫なのかしら?不安になる私に、娘は落ち着いてこう言いました。「ハーバード生は、締め切り直前に行動するから大丈夫。」

 

さあ、夜中の11時59分、締め切りまであと1分になりました。血の気がだんだん引いていきます。これで終わりか、と思った瞬間、ハーバードからものすごい数のメールが私のパソコンに次々とやってきたのです。

もし私が、失敗を恐れて途中で全てを投げ出していたら、予約も全てキャンセルしていたら、SIJは誕生していなかったでしょう。みなさんにここで会うこともなかったでしょう。

 

あれから5年、SIJには毎年ハーバードから100人の応募があり、今年のようにスタンフォードやUTオースチンなど他大学からも希望者がいます。SIJ大分の受講生は世界10カ国以上からやってきます。

 

最後に、SIJ岡山がみなさまのご期待に応えられるよう今後ますます発展し、海図のない広い「学びの」海原へと自ら旅立つ岡山の若い世代にとってわくわくする学びの場所になりますよう祈りつつ、みなさまのご支援ご鞭撻を賜りましたら幸いです。

 

一般社団法人 Summer in JAPAN 代表理事
廣津留真理

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Mari’s Speech for SIJ Okayama Opening Ceremony 2017.7.26

Mr. Yasuharu Ishikawa, Distinguished Guests, Distinguished Participants and Parents, Students and Graduates of the great universities in the world:

I am honored to be with you today at the launch of SIJ Okayama, as a representative of the board of directors of Summer in JAPAN. At SIJ, we have been serving as a meeting point for youth from all over the world to exchange ideas and learn new things in Oita.

Today I am introducing ten amazing university students and graduates from the US, 5 from Okayama University, and another 5 from Oita University and Ritsumeikan Asia Pacific University to the 75 participating students in Okayama aged from 7 to 18. These instructors will surely be your role models and strong supporters in your pursuit of education in the global era.

 

“If Einstein’s father had had his druthers, Albert would have become an engineer. Instead, he devoted himself to, in his words, thinking for its own sake.” said Drew Faust, then President of Harvard University, at the opening convocation for Harvard’s Class of 2016, which included my daughter who was taking her first step forward on a new continent.

 

Young people are often encouraged to listen to experienced great achievers’ advice, but in life you have to stand on your own two feet. Have confidence in yourself and what you’re doing. Every single minute of your present time is a crucial moment that determines your future.

 

 

In 2013, I was taking a hot spring bath in Beppu, a world renowned hot spring resort in Oita, when the idea of creating an educational space for young people around the world to exchange ideas came to me like eureka! The very next day, I made a rough teaching plan, booked a hundred rental rooms, a concert hall, and some cultural places to visit.

 

Then I asked my daughter, a freshman at Harvard, to advertise the seminar on campus. I made the website for online applications for participating children too. Then I waited and waited. I waited for a long time expecting someone from Harvard responding, “Hi, Mari. I would like to apply for SIJ 2013!” The deadline day came. No one had responded yet, like Arnold Lobel’s story of Frog and Toad waiting for the mail to come on the front porch. Am I all right? My daughter said calmly, “No worries, mom. We Harvard students take action at the very last minute as we are always too busy to plan ahead with deadlines of every upcoming event.”

 

So it was eleven fifty-five at night, one minute to the deadline. Blood was rushing to my face and I was about to count the total sum I owed when suddenly so many emails from Harvard rushed into my laptop. (pause) If I had given up in the middle for fear of total failure and ended up cancelling all the venues, SIJ would not have been born at all. This story is not only about the importance of making decisions but also of having confidence in yourself and what you are doing.

 

Five years have passed and SIJ regularly receives about 100 applications from Harvard, along with other universities such as Stanford and UT Austin, and welcomes 80 participating school pupils from 10 countries at SIJ Oita.
In closing, I hope SIJ Okayama will be a fun and exciting summer place for every one of you to embark on an uncharted ocean full of adventures and explorations of learning for four days.

Thank you.

SIJ Founder&President, Program Director of SIJ Okayama and SIJ Oita
Mari Hirotsuru

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