廣津留真理の0歳から18歳までの“子育て応援日記”その3 勉強や習い事を上達させる、たった5つのプロセス 何であれ、子どもがひとりで何かできる、親にとってこんな幸せはありません。 はじめてしゃべる、自力で立つ、トイレに行く、発表会で演じる、いろいろな場面に出会います。赤ちゃんである我が子に親が描く幸せは、健康、から始まり、好きなことをしてほしい、思いやりのある子になってほしい、などほほえましいものです。それが、○○学校に合格すること、中心にすり替わるのはいつ頃でしょうか。 かわいい赤ちゃんの時期を過ぎ、親の期待度と要求が子どもの欲求を上回る時、子育ての道は突然2つに分かれます。1つは、親の要求を「誰がみても」押しつけているように感じるほど、甚だしい。もう1つは、「どうみても」押しつけているようには思えない、本人が自らがんばっている。 この2つは、違うように見えますが、同じものに起因しています。「親の期待度をどう子どもに伝えるか=期待度の見える化」が上手いか下手か、それだけです。 なぜ、一方は強烈な押しつけに見える上に、子ども自身がプレッシャーからあきらめたり失敗する確率が大きくなるのでしょう。なぜ、もう一方はつらさの微塵も感じさせないほど、うまくいくのでしょう。 上手な親の「期待度の見える化」はこうです。小さな成功体験を子どもに毎日与えるのです。なんでも構いません。昨日より散歩する距離が長くなった、このネコの絵が天才的にすごい、詩を暗唱できた、友達が増えた、など親が成功と認識すれば、それは子どもも同様に成功と感じるものです。「見える化」ですから、相手にちゃんと「ママは○○ちゃんをすごいといつも思っているよ」と伝えなければ通じません。その裏で「ママは○○ちゃんにこんなすごい期待を抱いているのよ ニヤリ」と考えているとしても、決して表に出してはいけません。とにかく、積極的に子どもの良いところを見つけて、ホンキで褒めるのです。 その上で、ご家庭の興味のある範囲や希望に合った課題を、常に子どもの実力+1、の難易度で与えていけば良いのです。毎日が成功体験で褒められる上に、+1を日々こなしているので気がつけば、子どもはいつしか彼方へと飛躍しています。子育ては地道なものです、焦ってはいけません。 逆を考えてみましょう。私の考える最悪なケースは、「解くに値しないつまらない問題やテストを解かされて、高得点が取れずに親に怒られる子ども」です。蛇足ですが、世の中には幼稚園から大学受験、資格試験まで数々のテストや問題集が存在していますが、玉石混淆の問題の中から、良問を選ぶのは子どもの実力を活かす最大のセンスの1つです。つまらない問題を解く時間も惜しいし、愚問に失敗して意気消沈する子どもを作ってはいけません。子どもには、「問題を選ぶのはあなたです、問題を過信してはいけません。」と教えましょう。 耐える訓練・努力・がまん、と称してそのような問題を解かされ、わからなければ怒られる、毎日がつまらない、その結果何に対しても意欲がわかない子どもになる、これは避けなければなりません。+1ではなく、+5,+20などの子どもの実力以上の要求を統制的な親が行う際にも、これは起こります。 達成感が多ければ多いほど次のステップへの足取りが軽くなります。多くの達成感、成功体験を実現するには、下記のプロセスを踏みます。 1.我が子を、一人の別の人間として尊重する。親と同一視しない。客観性をもつ。 2.我が子が、何に興味がありそうか観察する。そのためには親子の楽しい対話はかかせない。 3.親の期待や要求の方へ導く際は、子どもの小さな成功を見つけて褒める。 親は決してコントロール感を出さない。(たとえ密かにコントロールしていても) 4.目標感をあらわにしない。常に目標を掲げて生活することは、締切に追われているのと同じで、神経をすり減らす。オリンピック選手がそれをこなせるのは、「一生オリンピック選手ではない」とわかっているから。 5.毎日を、その瞬間を楽しく過ごす。 学校は○○校、職業は△△、と最初から枠にはめるよりも、充実した日々を暮らすことで、語いが豊かで明るく意欲的な性格になり、最終的には○○校に合格しているお子さんをたくさん見てきています。信じましょう、お子さまの独り立ちを、そして焦らず目立たず支援しましょう。 Summer in JAPAN2014開催決定! ーーーーーーーーーーーー ひろつるまりの子育て応援日記シリーズはこちら: ひろつるまりの子育て応援日記 その2 習い事はどこまでホンキでのぞむべきか ひろつるまりの子育て応援日記 その1 公立小中高からハーバードへ、18年間塾代ゼロ円!への道 ひろつるまりの子育て応援日記 前夜祭1−4 どうしたら「突き抜けた人」になれるのか ひろつるまりの子育て応援日記 前夜祭1−3 田舎の学問、京の昼寝、の意味するもの ひろつるまりの子育て応援日記 前夜祭1−2 さとり世代に足りないもの〜20世紀型授業からの脱却〜 ひろつるまりの子育て応援日記 前夜祭1−1 「大学入試改革」でも上位層は変わらない〜親のホンネ・先生のホンネ […]
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田舎の公立小中高からハーバードへ、18年間塾代ゼロ円!への道
廣津留真理の0歳から18歳までの“子育て応援日記”その1 〜数字から見る子育て概論〜 生まれた時は、人類はみなかわいい赤ちゃんです。 赤ちゃんが、時の経過と共にさまざまな個性を帯びて、異なる人生を歩んでいく過程は楽しくもあり、苦しくもあります。 子育てをする親は、人生を2度楽しめる、といいます。当然、その2度目はできるなら失敗したくない、我が身を反省して、自分の過ちを修正する方向で進めたいものです。私もそうです。 自分の子育てもさることながら、長年英語教師としてお子さまと教室で接して気づくことが多々あります。これから子育て*をされるママやパパ、イクメンや孫育て祖父母様に、何かの参考になれば、と数回にわたって“実践、子育ては“「今という時間」を慈しむもの”について書いてみます。(*ここでいう子育ての定義は0歳から18歳までです) ________ 文科省の学校基本調査(H25年5月)によると、 小学校の6学年の在籍数は 1,168,689人 中学校の卒業生数が 1,185,068人 高等学校の入学者が 1,144,039人(専修学校除く、工業・商業・農業科ほか全て含む) H25年の大学学部進学者が 614,182人 専修学校への入学者は 319,670人 です。 大学の数は全国で782校(国立86,公立90,私立606)ありますので、 早い話が、全国の小学校に通うお子さまの半分以上は大学生になります。 このような、「誰でも大学生になれる」状況の中、いまだに高度成長時代のような感覚で小学生のうちから「受験対策」をするのは果たして正解でしょうか。待っている未来は疑似ホワイトカラーのレッドオーシャン、になりかねません。 お金と時間を使って、お子さまの貴重な潜在的才能を埋もれさせていることになったらどうしますか。 とはいえ、親として「子どもに少しでも良い教育・未来を」と考えるのは当たり前です。もっともだと賛同します。 では、仮に、よりよい教育が下記のような大学のことだとして、その入学定員をご覧ください。 全国の医学部の1年生総数は8,979人(女子2,959人) 東大の入学者数は3、095人(文1・・440人、理3・・101人) ハーバード大学の日本の高校からの入学者数は3名、 です。 116万人の小学生のうち、これらの1万人の子どもたちが合格した要因は、ほとんど家庭環境(親が勉強を教えている、文化素養が家族にある、代々そういう家系である、など)または地頭(その子に元々備わっているとしか思えない瞳の輝きや聡明さから醸し出されるオーラで、その正体は現在未解明)またはその両方、といっても過言ではありません。 この受験の現実に対応する方法は3つあります。 1.これは格差だ、ゆるせない・・・子どもたちの学習環境や受験システムの改革が必要になるだけではなく、「学び」「家」「社会」の概念そのものの変革が迫られます。現在、世界中にこれを達成している国はないでしょう。 2.そうなのか、ではうちもそんな家庭になろう・・・親が夜中に教材を作る・参考文献を読みまくる・博物館や演奏会、旅行に連れて行く・教養のある大人にどんどん会わせる、など親の多大なる努力が必要になります。 3.みんながやっているから、塾や問題集を使ってこどもの隙間時間を埋めるのは今後も続けていく。そのうち1万人に入れるかもしれない。 3は非常にリスキーです。3は、大学を「小中のような義務教育の延長線上にある、権威ある高等教育機関」と見なす傾向にあり、大学がもはや単なる商品、コモディティー化しつつあることが認識されていません。(そうならないように改革を行っている大学数校には心から拍手を送ります!) つまり、お子さまの10人のうち9人はやらなくてもよい努力(学校で習ったことを貴重な放課後や土日にまた復習する、模試や問題集をありえないほど解く、など)に若い時間を費やしていることにそろそろ気づくべきです。その練習問題は、今、世界的に見て、お子さまが解く価値が本当にありますか? そのように小学校から涙ぐましい努力を重ねても、社会状況からくる現実は下記のように大変厳しいものです。 現在、大学卒業後の就職率は67.3%、 安定的な雇用に着いていない者は20.7%、 1万人に入れても決して安心はできません。今後、職業の入れ替わりが大変激しいことが予想されるからです。 そんな今、上記1,2,3のような「今の受験対策」では満足できない層が着実に現れています。 その方々は、日本で現在評価される「学力」以外にも、子どもの能力の可能性は果てしなく広がっている、と考えます。彼らは現状の受験では満足しません。受験は社会の未来の姿を反映させる必要がある、と考えているからで、大学受験の現システムはこれにかなっていません。 その層が海外大学受験を考えるようになってきています。 では、今社会で必要とされる能力、今流行の海外大学受験で必要とされる学力以外の能力、の共通点は何でしょう。 それは、 1.チームとして動く際のリーダーシップ・大局観・協調性・対話力 2.個人として突き抜けた独創性・壁を越えられる力 3.総合的には、チームとしても個人としても常に進化できる、困難を克服できるパワー です。それを支える家族の力、が大きいことは言うまでもありません。 このように、大学受験の世界も日々進化,変化しています。 18歳までの時間は親が思うよりも早く過ぎていくものです。 ご家庭で、もう一度、学校以外の時間を見直してみませんか。 ハーバード生と学ぶ英語ライティングセミナーSummer in JAPAN2014開催決定! ーーーーーーーーーーーーー ひろつるまりの子育て応援日記シリーズはこちら: ひろつるまりの子育て応援日記 前夜祭1−4 どうしたら「突き抜けた人」になれるのか ひろつるまりの子育て応援日記 前夜祭1−3 田舎の学問、京の昼寝、の意味するもの ひろつるまりの子育て応援日記 前夜祭1−2 さとり世代に足りないもの〜20世紀型授業からの脱却〜 ひろつるまりの子育て応援日記 前夜祭1−1 「大学入試改革」でも上位層は変わらない〜親のホンネ・先生のホンネ […]
廣津留真理の子育て応援日記:どうしたら「突き抜けた人」になれるのか
廣津留真理の子育て応援日記 前夜祭1−4 田舎の学問より京の昼寝、の続きです。 今教育界が流行させようとしているのは、「いわゆる西洋文明が起源のあらゆることをまずは理解しよう」運動、です。 これは、日本の教育や学問の制度を整理する上でかかせない作業だと賛同します。 ですが、政治・経済・民主主義・資本主義・芸術・スポーツ・宗教・神話・広義の文章テクニック、などを必死に勉強して、理解したところで、「突き抜けた人」にはなれません。 世界中の「大活躍」している人をよく観察していると、共通点に気づきます。 これは、子育てや入試にも応用・実践が可能です。 「突き抜けた人」にはこの2種類がもっとも多いのです。 1.何らかのきっかけで、ひとつの得意分野をひたすら追求している人。かつそれが世界の動きとマッチして理解者が多数いる場合。 2.制度の先を行っている人。死ぬほど苦労したか、大失敗をして困難を克服した人に多い。 つまり、現実問題で子育てや入試を考える時、 「筆記試験の受験科目対策」や「人間性や多様な価値を考慮する入試対策」をどんなに必死でやっても、1と2の人にはかなわない、 のです。そして世界のトップ大学がほしい人材はまさにこの1と2の若者なのです。 であれば、親としてすべきことは、 1.「なんらかのきっかけ」を子どもに与えるような家庭環境であるかどうか我が家を確認して、 親子間の本気の対話を増やし、塾や学校以外の広い世界をみせる。 2. 大失敗するか、死ぬほど苦労した結果、「既存の制度そのものを疑う→飛び越える」ような子どもに育てる。 子どもに「ホンキで失敗してみろ!」とホンキで言える親になる。 しかありません。 そもそも、「突き抜けた人」を目指すのは、行為自体が矛盾しているようですが、少なくともこれを利用しない手はありません。 突き抜けた人を目指すセミナーSummer in JAPAN2014開催決定! […]
ハーバード生と学ぶ英語Summer in JAPAN2014説明会開催決定!
お待たせしました! 7歳から18歳までのお子さまのための英語ライティングセミナーSummer in JAPAN2013は、 引き続き来年度2014年の開催が決定いたしました。 そこで、 来年度早々1月に 「SIJ2014 予告編&現役ハーバード大学生ライブ出演トーク」イベントを開催いたします。 7歳から18歳までのお子さま、またはその保護者様、ボランティアを志願する大学生のみなさま、 ぜひこの機会をお見逃しなく! SIJ2013会場の様子、コンサートやハーバード大学生の声をご覧になって、 「突き抜けた人になる」方法を確かめてみましょう! イベントの詳細は後日お知らせいたします。 対象:7歳から18歳までのお子さま、その保護者様、 ボランティアを希望する大学生、ブルーマーブル英語教室会員様 Summer in JAPAN 2014 開催決定! お問い合わせ先はこちら […]
子育て応援日記:田舎の学問、京の昼寝、の意味するもの
ひろつるまりの子育て応援日記 前夜祭1−3 さとり世代に足りないもの〜20世紀型授業からの脱却〜の続きです: 子どもたちの「教育の今」に、足りないのは下記の3つですが、 1.世界の主要な宗教 2.資本主義 3.日本の敗戦を含む政治・外交 本当にほしいものはこの3つではありません。 この3つは「知っていて当たり前のこと」に過ぎないからです。これらを理解して、 社会や世界が把握できたところで、決してこどもたちは「突き抜けた人」にはなりません。 では、子どもたちにとって必要な、子どもたちが本当にほしいものは何でしょうか? そこを考えていくのが「21世紀型教育」です。続く・・・ 21世紀型教育を掲げる夏期セミナー、Summer in JAPAN 2014 開催決定! ーーーーーーーーーーーーー ひろつるまりの子育て応援日記シリーズはこちら: ひろつるまりの子育て応援日記 前夜祭1−2 さとり世代に足りないもの〜20世紀型授業からの脱却〜 ひろつるまりの子育て応援日記 前夜祭1−1 「大学入試改革」でも上位層は変わらない〜親のホンネ・先生のホンネ […]
幼稚園から高校まで、みなさん英検合格おめでとう!
幼稚園・小学生のみなさん: 5級、4級、3級、準2級 合格おめでとうございます! 週1回のレッスンであっという間に達成しました。すばらしいです。英語を始めて3ヶ月の小さなお子さまでも合格します。 中学生・高校生のみなさん: 準2級、2級、準1級 合格おめでとうございます! 定期テストや宿題、部活 のある中、週1のレッスンであっという間に合格です。 英検は1ステップです。 これからも引き続き「読む・書く・聴く・話す」の4技能を磨いていきましょう! […]
ハーバード生と学ぶ英語セミナー、活動報告書が完成しました!
この夏、大分で開催された、ハーバード現役大学生と英語で論理的ライティングを学ぶ小中高生対象のセミナー「Summer in JAPAN2013」の公式活動報告書が完成いたしました。お世話になりましたみなさまのお手元にまもなく届きます。 ご寄付を賜りました企業・団体・個人様、 商品・サービスをご提供いただきました企業・個人様にはあらためまして厚く御礼申し上げます。 みなさまのご支援なしには、このような地方都市での成功はあり得ませんでした。 子どもたちの笑顔のために、セミナーの継続とさらなる質の向上につとめて参ります。 SIJ実行委員会事務局 […]
英検準1級、1次試験合格おめでとう!
習いはじめて半年未満のお子さまも5級にどんどん合格しています。 1年で3級です。高校生は準1,1級に合格します。 ここ2年での大学合格者状況は下記の通りです: ハーバード大学 東京大学 早稲田大学国際教養 慶應大学 九大医学部 大分大学医学部 北九州市立大 ほか多数 すべて、「週1回のレッスンのみ」です。 英語教室にばかり、週に何度も通えない、他の習い事やお出かけがある、そんなご家庭にぴったりの「スーパー効率的学習法」、 それが「ひろつるメソッド」です。 まだ体験済みでない方は、ぜひ1度その目でごらんください。 ブルー・マーブル英語教室 dirigo-edu.com ハーバード生と学ぶ夏期英語集中セミナー、小中高の受講生より続々嬉しい感想着中! […]
衝撃のオープンクラス終了!〜UFOたぬき(登録商標)が飛びます!
23日のオープンクラス、お足元の悪い中お越しくださいましたみなさま、誠にありがとうございました。 「児童英語」「受験英語」「プリスクール」の体験しかない保護者様お子さまには毎回衝撃の内容の当校レッスンですが、今回も、大好評&衝撃のうちに無事に終了いたしました。 ご覧になった方にはおわかりのように、超効率的な教え方をすれば、お子さまは驚異的な伸びを見せます。 お子さまのぐんぐん成長する姿を見ることが、私達の一番の楽しみです。 また次回をどうぞおたのしみに! 追伸:ホームページの「UFOたぬき」が宙を飛びます!かわいいですね。 […]
本日23日はオープンクラスです
本日23日水曜日はレッスンの一部を公開いたします、オープンクラスです。 レッスン見学の後、少々Q&Aのお時間も設けております。 最短時間でハイレベルの英語をお子様に身につけさせる方法・今後の大学入試傾向などのお話は、この機会をぜひご活用ください。 注意点: ・今回は恐れ入りますが、お子さまのご入場はご遠慮ください。 ・お名前、ご住所、ご連絡先をあらかじめご登録いただいた方で、 こちらよりご案内メールをお届けした方のみのご参加になります。 受付にてお名前をお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ・録音・録画はご遠慮くださいますようお願い申し上げます。 ・レッスン受講のお子さまのお迎えにいらっしゃる保護者様はご遠慮なくご入場ください。 それでは、みなさまのお越しをお待ちしております! […]