新学期、親がやってはいけない２つのこと

新学期、親がやってはいけない２つのこと〜子育て応援日記84

まだまだ暑い９月、これだけはやってはいけない２つのこと。

1. 子どもが自信をなくす発言や行動をする

2．大人になったら簡単にできることを焦ってやらせる

 

1 は、お金をなくしたところで、失うものなど何もない。勇気をなくしたら全てを失う、との金言がありますが、

子どもは自信をなくしたら、子ども時代の全てを失います。

経験に基づいてなんとかどん底から復活できる大人のメンタルとは異なり、
たいていのお子さまは、大人が思うよりも周りの反応を意識しています。

本にも書きましたが、目標の４０％できたら心から褒めてあげましょう。私たち大人の子ども時代よりも、今の子どもに求められる完成度はそれほどに高いのです。

2．いつも申し上げていますが、 小さいお子さまが、ABC や You are welcome. がきちんと書けたところで、将来何の得にもなりません。

なぜなら、

平均的な中２の生徒に、 同じことをさせたら、5秒でやってのけます。
それを幼児が必死で練習することは、

貴重な時間を失い、
自信を失うことです。

 あなたが買っているのは、「商品の一生使える価値ある中身」ではなく、
『だれにでもできることがものすごく早めにできた安心感」だけです。
それって、すぐに追いつかれます。

小さいお子さまは、せっかくやるなら、

大人になったらもはや学ぶことすら難しいくらいのものに挑戦です。

 

ショパンコンクールの課題曲、

いいですね、

国際数学コンクールの難問、

いいですね、

英語の記事や論文をどんどん読む、
（大学入試問題にも良問がたくさんあります）

いいですね。

全ての習い事は、

大人が思うような、
初心者数年、初級数年、中級数年、
のように、段階的にはなっていません。

ロケット噴射のように、

一度に難しいところまで登ったものにしか、先はありません。

ですから、

よほど絞っておかないと、

全てをロケット噴射は、お子さまも、ご家庭もきついです。

できれば、ご家族のどなたかが、

やったことはないけどすごく興味がある

実はちょっと得意

そんなものが良いですね。

by 廣津留真理

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by 廣津留真理