早期教育、賛成?反対?私はこう思う〜廣津留真理の子育て応援日記58
Education starts in the home.
教育は家庭から、ですので、家庭で子どもと知的作業をすることを早期教育と呼ぶとすれば、私は家庭での早い時期からの教育の導入に賛成です。
ただし、ここでいう早期教育とは、プリントをこなすことではありません。
早期教育の目的は、
我が子にいつまでも幸せな生活を過ごしてほしい、という親心からくる、精一杯の安全策です。
孫の代まで有り余る財産がなくても、
近未来を予見できなくても、
高等教育を受けてなくても、
親(またはgardian)ならだれでもやる気さえあればできるのが、
早期教育
です。
メリットは、
1)読み聞かせや語りかけ、母語の読み書きは、子ども自身が情報を取ることができる時期を早め、
自分の興味関心のある分野を発見し、自立した学習習慣が早くできるようになる
2)外国語に抵抗のない時期に母語以外の読み書きを導入することで、母語の100倍以上の情報に触れる機会ができ、子どもの将来にむけての選択肢がひろがる
3)音楽、芸術、スポーツなどのうち、特に早期に始めないとある一定のレベルに達しないものがある
4)日々の生活の中で、「早期教育」と意識せずに子どもに学習習慣をつけ、好奇心を喚起し、学ぶことの楽しさを理解させるのが大切で、それはすべて親が子を想う愛情からのみ可能である
早期教育が子育ての「目的」になってしまったら、それは本末転倒です。
また、押しつけるようなやり方や、罪悪感をもって教えるのも逆効果です。
未来を担う次世代の1人を育てているのだ、という責任とよころびをかみしめて、
本人に羽ばたく翼ができた時には、
そっと、旅立ちの背中をおしてあげましょう。
それでも、一生、親は子どもの一番の、他に代わる者のいないくらい大事なサポート役です。