全国・学習状況調査の結果を活用して、「学力を獲得しているのは誰か」という分析・調査が行われました。その結果、
子どもの「学習時間」と「学力」の関係は、保護者や学校が思っているほどに強くなく、非常に限定的である、ということがわかりました。
それでは、子どもの学力を決定するものは何でしょうか。
保護者の「家庭所得」「父親学歴」「母親学歴」、
すなわち「家庭の社会経済的背景」が学力獲得の最も大きな要因である、としています。
「家庭の社会経済的背景」が高い家庭の「A:全く勉強しない児童」の学力の平均値よりも、
「家庭の社会経済的背景」が最も低い家庭の「B:3時間以上勉強する児童」を比べると、
驚くべきことに、
Aの全く勉強しない児童よりも、Bの3時間以上勉強する児童のほうが、学力が低いのです。
これを最近では、「こどもの貧困」と結びつけて、
教育問題というよりは、社会全体で、社会経済的に恵まれない家庭を引っ張り上げていこうとしています。
社会経済的背景とは、
「子どもにより良い学習機会を与えられるだけの経済的余裕がない」
「子どもに継承させるべき教養、文化資本がない」ことを示します。
Dirigo ブルーマーブル英語教室では、
地方では、子どもの学力形成には、前者よりも後者の問題「教養・文化資本」がより大きく影響していると考えます。
なぜなら、小学生の時から塾や個別指導などに外注まかせにされた子どもさんで、
18歳で大学受験に成功した例を、地方ではほとんどみないからです。
地方の中学受験、高校受験までは、学習内容が簡単なことと、学校がほぼ全入であることから、外注でも合格できるため、
大学受験もこのままで大丈夫だろう、と安心するために、危機意識がなく、情報収集ができないのです。
学校は、個々の家庭の文化にまでは介入できないから、非常に難しい問題である、と
調査をされたお茶の水女子大学の耳塚副学長はおっしゃっています。
では、どうすれば良いのでしょうか。
この調査を逆に利用して、
「家庭環境を大幅に改善」すれば良いのです。
この調査には、学力に関する、最も大切な条件が見落とされています。
それは、
親の愛情、です。
親は、我が子のためなら、どんなことでもできます。
Unconditional love といって、
報酬がなくとも、結果がどうであろうとも、無条件に愛情を示すことが、親にはできるのです。
親の愛情をもってすれば、経済事情や文化環境もどうにでもなります。
あとは、情報と実行のみです。
保護者様のクラスを2月に開催いたしますので、
みなさまのお越しをお待ちしています。
グローバル時代の「学力」とは何か、
毎日のサポートはどのようにすればよいか、
親がわからない科目はどう対応すべきか、
住宅を学習の場にするにはどのようなレイアウトりにすべきか、
など、
具体的にお話します。
2月は、Dirigoブルーマーブル英語教室生徒様のご家庭のみになります。
どうぞよろしくお願いいたします。
Dirigo ブルーマーブル英語教室
いよいよ4年目!国内で、安心・安全のサマーキャンプSummer in JAPAN 2016
ハーバード生と学ぶ7日間、7歳から本格的なライティング授業が日本で受けられます。
Summer in JAPAN 公式ウェブサイト