私のブログより転載します:
大分県が生んだグローバルリーダーの先駆け、村上憲郎元Google本社副社長兼日本法人社長による、「できる大人の話し方」記事が掲載されています。(PHP Biz Online 衆知より)
村上氏の記事は営業マン向けに書かれていますが、実はこれは英語教育にも使えます。むしろ、ここを出発点にすれば現在の「受験対策英語」なる旧式スタイルからの出口が見えてきます。
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では、この「大人の話し方」をどう普段の教育に活かすべきでしょうか。
小~高校生にぜひ日頃からやってもらいたいのはこちらです:
私は話すときに文章と文章の間に論理的な接続をくっきりとさせる接続詞を意識して入れるようにしています。『だから』『しかしながら』『とはいっても』といった接続詞です。順接、逆接、話題の転換といった論理的な接続性を強調するように話している。ちょうど、数学の答案を書くときに∴(ゆえに)とか ∵(なぜならば)といった記号で明確に論理構造を記述していくのと同じです。
つまり、
「一般論として」「次に、今回の事例について」「なお、本題とは少しずれますが」など、いまどのレベルの話をしているのか、次にどんな話題に移るのかを明示しながら話すことで、相手の納得感は高まる。
というわけです。私の英語/国語クラスでは、常にこのようなことを考慮したレッスン展開を行っています。
みなさんも日頃から気をつけてみませんか。