お子さまに勝ち癖をつけるために、不調を招く3つの兆しに注目!パート3〜廣津留真理の子育て応援日記31
18歳までのお子さまに、明るくのびのびと過ごしてほしい、そう願う保護者様に、お子さまの不調を招く2つの兆しをお話いたしました。
1.自滅行為(Self Handicapping)– プライドを守るために破滅行動に出ます!
2.先延ばし行動(Procrastination)–「やればできる」と言われたら要注意!
最後は、体調(Health Condition)です。
頭に近い部分のどこか、歯・鼻・眼・耳などに、お子さま本人はよく自覚できていないけれどもなんとなく悪い箇所があると、学習内容の難易度とは別に、授業を受けることそのものがきついことがあります。虫歯・歯並び、鼻炎・蓄膿症・視力低下、難聴気味や聴覚過敏、などです。
これは、保護者様は、お子さまの授業風景を日常的に見ることがないので、意外な盲点です。からだをゆすっている、表情が暗い、文具を常にさわっている、など、身体の不調を別な形で発散している様子が見受けられることがあります。
勉強机に座るよりまず、病院でチェックと治療をはじめたほうが成績が向上する例もあります。私が最も気になるのは、常に鼻がつまり気味で苦しそうだとなかなか勉強に集中できないケースです。
また、耳が聞こえすぎる聴覚過敏になりますと、クラスメートの大声や笑い声なども不快に感じます。自分の大声がうるさく感じないのは、自分が今から声を出す、と予測できるため心構えができているからです。他人の大声や、笑い声はいつ現れるか予測できないため、不意をつかれることに過敏なお子さまは、それだけで不安になります。
ちょっとした体調の良し悪しが学習能力を左右することもありますので、18歳までのお子さまには、日頃からかかりつけの歯科医・医師の先生にご相談できる機会をもつことの大切さを実感します。
さて、英語は、読む・聞く・話す・書く、の4技能になりますので、聴覚が優位にあるお子さまには、有利に働きます。
ものすごいスピードで本が読める、長文問題がすらすら解ける、といった黙読が速いのも、自分が目で追う文章を心の中で音読して自ら聞いているようなものです。
速く読む、とは、速く理解すること、ですから、授業で読む量が少ない→速く読む練習ができていない→最後までたどりつけない→内容も理解できない、という既存の英語学習の真逆です。
ひろつるメソッドは、速く理解するためのあらゆる練習をしています。小学生のうちから大学の入試問題に取り組むことで、文章全体をきっちり把握し、要点を的確にとらえ、分類や比較などの細かい分析が早い段階で可能になります。それが英語の好成績に繋がるのは言うまでもありません。
お子さまの体調チェックを忘れずに、小学生のうちに、理解力をつける=「地頭」を鍛える練習を英語を使ってやってみませんか。