ショパンコンクールの優勝者はなぜ上手いのか

ショパンコンクールの優勝者はなぜ上手いのか〜廣津留真理の子育て応援日記42 第17回ショパン・ピアノコンクールの結果が今週発表になりました。 6位までに入賞された方はもちろん、その他の参加者もみなさんすばらしい実力の持ち主です。 楽器を弾かない人にとっては、10代後半から20歳の若者があれだけのテクニックで難曲を次々とこなしていくのは本当に驚くべきことです。どうやってその技術を身につけたの?と。   しかし、そこには「上達する英語教育」にも通じる、1つの真実があるのです。   このようなコンクールに出るお子さまは、 はじめから難曲が弾けるのです。   楽器といえば、ドレミを習って、簡単な曲やドリルのような練習曲を順番にこなしていって、いつかは大曲に、と思っているうちに、練習の退屈さや曲が進まないことを自分の限界だと捉えて、楽器を習うこと自体をやめてしまい、難曲にはたどり着けません。   しかし、上手いお子さまは、10歳になるよりずっとずっとずっと以前に、大曲をたくさん弾いています。普通の人が何年もかかってたどっていく(と信じ込んでいる)ドレミやドリルや簡単な曲はさっさと終えているのです。大曲をはじめから習っているのです。   ご家庭でゴールを高く設定していたこと、 良い指導者にめぐり会うよう保護者様が妥協せずに尽力したこと、 お子さまが、その習い事を、好きを通り越すくらい夢中になったこと、 その違いは本当に大きくでます。   英語もそうです。英語ができるお子さまは、 はじめから難しい英文が読めるのです。 たとえば、大きくなってから自然にできることに、お子さまの貴重な時間を使うのをやめるだけでも、ムダな教育投資を防いで、お子さまの「好き」を伸ばす時間に使えます。 (英語のムダの例) ・ABCを書く練習、簡単な単語を書く練習 ・英語の歌、ゲーム ・中学校3年間の英語先取り(中身がないのでやる意味がない) ・ご家庭が英語環境ではないのに、習い事の場だけの”こども会話”の英語 など 小学生のうちにこれを続けてから、中学校の英語がはじまると、 「英語科」は、楽しくもなんともない科目になってしまいます。 また、上記のことができても何も身についていないことと同じですから、 中1でゼロから英語を始めるお子さまと、同じスタート地点につくことになります。 当校では、今年5月に始まったクラスの中1生が、ゼロから始めてすでに高校2年生レベルの文章を読んでいます。このように、中1からでも間に合うのであれば、敢えて小学校で英語をせずに、得意を伸ばすことに集中するのもありでしょう。 英語をするのであれば、子どもだましではなく、4技能をしっかりとやるべきです。 みなが信じている「学習の順番」や「難易度」は、こどもたちから見れば、大人の勝手な都合であり、能力を伸ばすことに役立つどころか、その反対です。 何事も、最初が肝心、です。 大切なのは、「何歳から始めた」では全くありません、 「何をどのように」継続してやっているか、です。     ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 10月26日(月)11月新規クラスの模擬レッスン日です! ゼロから始める英語〜開始して1年で大分上野丘高校の英語教科書が読めるクラス、の 模擬レッスン開催します。 お問い合わせ・お申し込みはこちらまで:https://dirigo-edu.com/contact Dirigo ブルーマーブル英語教室 […]

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両親共に四大卒でないご家庭の教育費はこうして削る

両親共に四大卒でないご家庭の教育費はこうして削る〜廣津留真理の子育て応援日記41 両親が大卒でない家庭から初めて大学にいく子どもが出ることを、ファースト・ジェネレーション(第1世代)、といいます。 そのお子さまも家族も、初めての経験であるがゆえに、義務教育から大学進学に有利な高校、さらに高校から大学へ進学する方法がよくわからず、周りの情報「あれがいいらしい」「これが合格に効く」などに振り回されてしまい、結果、ムダな時間とお金を使ってしまっています。 日本では、片方の親が四大卒以上であっても、ご家庭で教育の中心を担う方の親=たいていは母親、が四大卒でなく”受験というイベント”の経験がない、場合も同様のことが起きています。 今、大学入試改革と高校から大学へのスムースな移行などが盛んに議論されており、日本の大学は行くだけムダである、学生はバイトと遊びばかり、先生は何もしない、文系学科はさらにムダ、むしろ手に職をつけたほうが良い、のような言い方がされます。 しかし、ファースト・ジェネレーションのご家庭にとって、そんなことは、どうでもいいのです。学士どころか修士・博士まで、海外で学位を取得したようなみなさんが何を言おうが、 日本の高校生の半数以上が大学に行く今、学士号(四大卒)は、誰もがとりあえず持っているべきコモディティー(商品)として、楽しい青春の思い出に、就職用に、必要なものなのです。 さて、ご存じのように、日本では、大学に入りたい高校3年生は、全員大学に入学できます。 日本の全日制高校に通う高校3年生の数は1,050,784人です。(平成26年) そのうち、大学に進学を希望するものは590,000人です。 日本にある大学の数は780校(国立86,公立92、私立603)です。 大学の定員は、計585,560人(国立96417、公立28,892、私立460,251)です。 しかも、一般入試といって、お子さまが必死で勉強してきた算数国語理科社会などの学科を筆記試験として課す大学は、なんとそのうちの57%に過ぎません。そのほかは推薦とAO入試です。(平成26年) 勉強、勉強、と言って過ごして、18歳でこの現実、どう思われますか。 私は、ファースト・ジェネレーションのご家庭がどんどん学士号を取って、社会のあらゆる場面で活躍するのを応援する立場として、また、娘の教育費を小中高12年間で50万円(給食費他を入れて100万円)で済ませたもとのとして、 2つのポイント、 ①教育費と時間のムダを減らして得意分野を伸ばすこと、 ②大学受験の経験のある保護者様がご家庭でやっている、ちょっとした学習の工夫をすること、が大切だと考えます。 OECDの調査でもわかるように、日本の教育水準はとても高く、読み書き計算など、日本全国津々浦々に行き渡り、それはすばらしい、日本が世界に誇れるものの1つです。 ただ、惜しいのは、それがすべてオーバースペック(今の社会のニーズ的に不必要なことまで時間を割いて習得している)で、他のことに時間を割けなかったり費用がかかりすぎることです。 たとえば、英語は、保護者のみなさんが習った、”文法の順番通りに進み、学齢が上がるごとに読む英語長文が長くなる”、はいまどきあり得ません。あの学習法は、時代が生み出した教授法の単なる1つの例で、誰でも教えられることで普及しただけです。 今は、当校でやっているように、小学生の時点で、最初から大学入試に求められる英語をやることで、あらゆるムダな時間と費用が削減できます。 現在、中学1年生が、大分県トップ進学校の高校2年生の副教材を使用していますが、“らくらくと”こなしています。なぜなら、日本の英語科は、実はとても簡単だからです。 英語はまずABCから、Be動詞をやって、関係詞がどうの、などは、古くて非効率です。 しかも、中3までの英語と高校の英語には関連性は全くないので、中3までの範囲の極端に少ない英語で作られた問題をいくら解いても、高校の英語が上手になることはありません。 ファースト・ジェネレーションのご家庭では、これに気づかずに、中学英語・高校入試英語・さらに小学校で中学準備英語に時間とお金をかけてしまい、肝心の高校で英語が伸びずに大学の選択範囲が狭まることが十分考えられます。 算数も同じことがいえるでしょうし、他の科目も同様です。そのように、これまでの教え方に拘らない、教育を受けるお子さまたちが最大の利益を受けることができる教育改革が進むことを望みます。 ②のファースト・ジェネレーションのご家庭で、家庭教育をどのように進めるか、これは下記のセミナーにてお話するお時間があると思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 【ワンコインセミナーご予約殺到中!】 ~たのしい算数、ゆかいな哲学、変わる大学入試とアメリカの医学部~ とき:12月13日(日)午前11:00〜午後12:30 ところ:大分市内大分駅周辺 <お子さま向けレッスン> ☆たのしい算数:だれでもわかる!日常生活の中の算数を楽しく学びます(数検対応) ・数学への興味を持ってもらい、 ・実生活に即した内容を用いて教えながらも、 ・数列、関数など数検にしっかり対応 ☆ゆかいな哲学:対話による授業で考える力を育みます <保護者様向けレクチャー>変わる大学入試とアメリカの医学部系大学院 ・2020年に向けて大学入試(英語)のどこがどう変わるのか、小中高で必要な準備とは ・アメリカの医学部の今〜ノーベル賞受賞者も必ず通る道、アメリカの大学での研究 ・帰国子女はどうやってバイリンガルを保つか 前回セミナーの講師陣:順天堂大学医学部生・ハーバード大学医学部生・廣津留真理 ほか お問い合わせはこちらまで:https://dirigo-edu.com/contact […]

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英語子育て〜オリンピックまでに親子で英語力アップ

英語子育て〜オリンピックまでに親子で英語力アップ〜廣津留真理の子育て応援日記38 英語が得意になりたい、 0歳のベビーの保護者様から就活中の大学生、日本の観光促進に一役買いたいシニア世代まで、目的はさまざまでも英語を活用して視野を広げたい方はたくさんいらっしゃいます。 どうすれば簡単にちゃちゃっと英語ができるようになるか、 継続できるか、 英語ができると本当にお得なのか、 そのうち、今回は英語ができるとどのくらいお得なのか、を考えてみます。 ★20世紀最大のインベンションであるインターネットの発達で、情報やモノのやりとり、人間の交流が国境に関係なくなってきた。 ★インターネットは、国に縛られずにモノ・ヒト・情報が行き来することを良しとするので、国が中央集権的に国民の暮らしや安全を保証する制度とずれが生じている。 ・私が理事を務める国際交流プログラムSummer in JAPAN(大分市)の宣伝活動はほぼHPとFacebookのみですが、今年も5各国から参加のお申し込みがありました。 ・世界の大学がランキングで表示され、それに応じて世界中で賢い若者の争奪戦が起きています。受験の受付がインターネットで英語でできない大学には良い学生が集まらない状態です。 ・政治や経済、地政学的な情報は、英語のニュースが非常に多く、日本語オンリーの人は進学や就職、経済活動や日常生活でたいへんな不利を被る可能性があり、また本人はそれに気づかないことがあります。 このように、発信する力のある、発信すべきコンテンツを持つ個人や団体が情報を英語で流していますが、ご自分が英語が読める人になるか、側近にそのような人がいるか、日本語オンリーでも世界で活躍する団体と仕事をしているか、そのようなことで、その後の人生が違ってきます。 お子さまの2年後、4年後の教育は、あきらかに今とは異なります。 まして、お子さま自身が活躍する頃には、今の保護者様の経験した教育があるかどうか、疑わしいものです。 世界はrote learning(暗記型詰め込み教育)を排除する方向に動いています。日本も同様のことがおきるでしょう。すでに変化はおきていて、英語で論文を書かせる入試問題がものすごく増えています。 また、上述したように、インターネットが広まると、国ごとに決まっていた制度の中でも、個人が好きに選択できるものが増えていきます。 教育もその1つです。 受験生は国境を越えて、自分の好きな国の学校に応募できます。各分野の国際コンクールと同じ要領です。また、各国の発信するオンライン講座を用いて、自宅やグループで勉強する人も増えますし、そもそも学校以外の学ぶ場所が発生しますので、学ぶ制度としての学校の意義や価値が見直されることが十分考えられます。 そうなると、海外の学校を目指していない生徒さんにも、影響がでてきます。 「自分が合格した大学は、10年前は偏差値も高くて評判だったが、今では偏差値という評価がそもそもないし、優秀な学生は海外に行ってしまい、以前のような良い学生と切磋琢磨するキャンパスではなくなっている。これでは就職にも響く、どうしよう。」 など、あり得る話です。 そうなる前に、今後いったいどうすれば活躍の場が自分にひらけてくるのか、冷静に自分自身で分析する必要があります。 そのためには、英語の資格試験や入試問題もさることながら、 英語で情報が取れる、英語で発信できる、英語で交流できる、 そんな人になるのが早いのです。 英語、英語、にはうんざりだ、日本語が大切だ、とおっしゃる方には、 母国語が大切なのは当たり前で、その上で、その上で英語くらいは、と申し上げています。 日本語が大切だから、英語はしない、ではなく、両方できます。 また、私は3ヶ国語ができますが、英語だけだと偏った気持ちになるのであれば、 もう1つ2つ、外国語を習得するほうがポジティブです。 これまで、保護者様の世代の英語授業は全く通用しません。もう寿命です。 ぜひ、2020年までに、お子さまに教育と将来の選択肢を広げてもらうためにも、 効果的に英語の4技能(読む・書く・聞く・話す)を学んでみませんか。 当校の宿題は、保護者様がお子さまとご一緒にされても、楽しめる読み物・作文などになっています。 大分校、東京校、11月新クラス、受講生募集中! それ以外のクラスも随時無料体験レッスンを受け付けています。 お問い合わせはこちらまで: お申し込みは下記リンクのフォームよりお願いいたします。 https://dirigo-edu.com/contact 携帯メールの場合は、パソコンメールが受け取れるように設定ください。hotmailは送受信できない場合がございます。 ・ […]

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幼児・小学生の家庭学習のスイスイはかどる進め方

幼児・小学生の家庭学習のスイスイはかどる進め方〜廣津留真理の子育て応援日記37 シルバーウイーク、運動会、秋の行事があれこれ並ぶ時期です。 勉強の効率は、家庭学習でほぼ決まります。 最近当校に入室されたお子さまの保護者様、小さいお子さまをお持ちの方に、 楽しく、スイスイとはかどる家庭学習の進め方の1つをおすすめします: (保護者様の心構え) 1.お子さまは、親の態度を敏感に読み取ります。課題のうち、50%できたらものすごく褒めてください。 2.あなたの不得意はお子さまの不得意ではありません。学生時代に英語が苦手だった方は、英語を難しくとらえがちですが、お子さまはそんなことは全くありません。先入観を捨てて、ご一緒に楽しんでください。 3.うちの子は、こんな難しいことはできないのでは、よそのお子さんより遅れているのでは、と不安視しないでください。保護者様の不安感はすぐにお子さまに反映して、自信を失います。40%できてもも頭をなでる、背中をさする、など心から褒めてあげてください。安心感をもたせることが、学力向上の一番のヒケツです。 4.飽きる1分前をみはからって、学習をやめてください。楽しみを次回にとっておくと、長続きします。連続ドラマ、みたいな感じです。 5.教材は、ご一緒に音読してみてください。発音なんて関係ありません、楽しく読んでいけば、いつかはスラスラと読めるようになります。 風が心地よい季節です、ぜひおためしください。 […]

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夏休み、成績アップにはまず病院から

塾の夏期講習よりまず病院へ行こう〜廣津留真理の子育て応援日記36 夏休みです、さあ遊びに勉強に、と行動が拡がりますが、 今学期、うちの子は成績や行動がいま1つだった、と悩んでいる保護者様、 おすすめは、 病院と歯科医に行くことです。 子育て日記31でも書きましたが、”お子さまの不調の原因は3つあり”、その1つが、鼻・歯・耳などに起因するように思えます。 (あくまでも教育の立場から見ての話です) 集中力があり継続できるお子さま、 いらいらしないで平常心を保てるお子さま、   そのためにも、ぜひ、この長い休みを利用して、 信頼できる医師、歯科医を訪れてみましょう。   詰め込みをする前に、すべての行動の基盤となる 精神力と体力を磨くほうが、ずっと先回りです。   何もかもうまくいっているお子さまは、もちろん、病院ではなく、好きなところに行って、楽しく過ごしましょう! […]

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みんな天才です!すばらしいエッセイの数々をありがとう!

みんな天才です!すばらしいエッセイの数々をありがとう!〜廣津留真理の子育て応援日記35 Summer in JAPANのクラス分け用のエッセイが次々と事務局に届いていますが、どれもみんな、”本当にすばらしい” 出来映えです。締め切りまで時間が短かったのに、これだけアイディアを巡らせて書いてくれたことに、感謝します。 日本人は、英語が書ける、読めるけれど、しゃべるのが苦手、 という全くのでたらめを長い間信じ続けた世代は、そろそろ交代です。 日本人は、書くのが一番苦手で、次が読むことです。 しゃべることと、書くことは、全く別物です。 日本語で、自分がしゃべっている言葉を書いたものに文章化ししてみたらすぐにわかることですが、 日常会話の話し言葉は、身振りや手振り、表情などのボディーランゲージの助けがあるので、ごく単純な構成でも通じます。 しかし、書くというのは、見えない相手に対して、 ・説得する ・頭の中のビジュアルイメージを拡げる ・好印象を持ってもらう ・誤解のないように詳細を描写する、 ・チームワークが混乱なく回るように確実に伝える、等々 それは大変な苦労を伴います。 では、そこまでして、文章化して相手に伝えないといけないのでしょうか。 LINEのスタンプが始めて現れた時、スタンプという絵を多様して会話をしている子どもたちに驚きましたが、スタンプや絵文字という一種の記号を用いて、会話ができてしまう世の中は、一歩進んだ世代です。 自分が抱く感情は、思ったよりも単純で、数少ないスタンプから選べてしまうほど原始的で、ささいなことなので、それをいちいち言葉で説明しなくて済むようになったのは画期的です。 また、昔話に、「心を読む怪物」という、相手の心を見透かして身動きを取れなくしてしまうこわい妖怪がいますが、いまや、twitter などで、ちょっとした心にあることをついつぶやいてしまい、公にさらしてしまうことに抵抗がなくなりました。誰がお願いしたわけでもないのに、思わず心の内をささっと書いてしまい、心を読まれてしまったり、相手を意識するあまり思わぬ方向に誘導されてしまったりするわけです。 技術やイノベーションは、面白いように人の行動様式を変えてしまいますので、あの民話にでてくる「心を読む妖怪」に、生きているうちに出会えるとは思ってもみませんでした。ラッキーなことです。 そんな画期的な世の中になったわけですが、自分を表現するのに、日常会話ではない「プレゼンテーション」や、「ライティング」の能力は必須です。逆に、そんな世の中ですから、ますます重要になったとも言えます。なぜなら、現状を分析して包括したり、大局からものを観たり、異なる言語表現の組み合わせから新たな分野を築いたり、などと仕事・学業・研究・あらゆる場面で使えるサバイバルのスキル、それが表現力だからです。巷では、これらを称して、コミニュケーション・スキル、と呼んでいます。 今回、小学1年生から大学2年生までの受講生のみなさんのエッセイは、オリジナルのアイディア満載で、クラス分け担当スタッフがわくわくしながら読んでいます。 これからも、引き続き、英語も日本語も磨きをかけて、素敵なアイディアやイメージを伝えてみてください。     […]

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未来を予測する最善の方法は、未来を開発することだ。

インターネットでぐんぐん拡がる子どもたちの可能性〜廣津留真理の子育て応援日記34 「学校」という建物に人を集めて行われていた「教育」が、ここ数年で劇的に変わっていっています。 日本では従来からある塾や習い事が進化して、Summer in JAPANのようなサマーキャンプを本格的な学習の場にしたセミナーが増え、フリースクールや特定の教育者が始めた私塾の発展形のような学びの場も市民権を得ています。 海外では、いわゆるオルタナティブ教育と呼ばれるチャータースクール、ホームスクーリングや英才教育、オンラインの教育も含めて盛んです。 1890年代に農耕社会から工業社会へ移行し、その後情報社会の始まりを経て1995年頃インターネット時代が到来しました。2000年移行のクラウドの概念が拡がってからは、 シェアする、 文化が先進国では普通になり、 車、家、リゾート、などの生活基盤から服、ネット上の記事まで、シェアすることが当たり前になっています。 シェアする、の最も大きなものは、「土地の所有」にまつわるものでしょう。 日本の世帯数5000万に対して、住宅戸数は5750万戸、と13%にあたる750万戸が空き屋です。賃貸物件の空室が20%を越える都道府県は27です。 そして、2013年時点で、日本の60歳以上の高齢者割合は、人口の31%と世界一です。しかも、住宅・宅地の持ち主の60%が、その高齢者ですから、このままいくと、土地の価値がさがり、地価の下落や不動産の世代間格差がおき、将来の日本社会に暗い影を落とします。 リバースモーゲージという、自宅を担保に老後のお金を借りる金融商品がありますが、これは、将来売れそうな物件の持ち主である、都市部や活気のある街でしか今のところ使えないでしょう。それ以外は、空き屋として処分されてしまうかもしれません。リバースモーゲージにしても、空き屋になるにしても、自分が生きていた地球上の小さな箱自体には、意味がない、そんな時代です。 保険・住宅・教育、という日本人家庭の3大出費のうちの、住宅が、持ち主が亡くなったあとに、金融機関や公のものになる、保険に入っていてもこれからの日本列島は天災が多いかもしれない、そう思う若者世代が、「家は買わずにシェアする」「起業しても会社はシェアオフィスを使う」「車もシェアする」「人材もシェアする」となるのは自然のなりゆきと言えます。 これから、全ての職業で、どんなことが起きるかわかりません。でも、それは決してこわがる必要はなく、なにが起きても不思議ではない、わくわくする未来、と捉えることで、未来は全くかわってきます。 Summer in JAPANでは、アランケイのこの言葉を借りて、3年目に入りました。 未来を予測する最善の方法は、未来を開発することだ。 The best way to predict the future is to invent it. Alan kay そして、教育で培われるお子さまの能力そのもの、誰にも奪われることがない、本人に備わる力、こそが、これからの時代を切り開くパワーとなるのです。 土地を借りたり買ったりして「学校」を建てなくても、趣旨に賛同する人達と「自分が望む教育」はシェアできますので、 今回も、SIJの趣旨に賛同する多くのハーバード大学生や日本人大学生、また日本全国・海外からも受講希望者がたくさん応募してくれました。 本日で、受講生のお申し込みは締め切らせていただきます。 7月30日の本番で、お会いしましょう。 Summer in JAPAN 代表理事 廣津留真理 […]

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準1級から5級まで、英検一次試験合格おめでとう!

英検1次試験合格おめでとう!〜廣津留真理の子育て応援日記33 週に1回のレッスンで、飛躍的に英語の4技能を伸ばすブルーマーブル英語教室では、今、次々に6月英検合格のお知らせが届いています。 準1級、2級、準2級、3級、4級、5級に合格の生徒さん、みなさん合格おめでとうございます! 特に、入会わずか数ヶ月で英検5級、4級、3級に合格する小学生がどんどん増えています。 これも、英語は、読む・聞く・話す・書く、の4技能が揃ってはじめて英語能力であることが、大分県でもようやく認知されてきつつあることの証明です。 一方、今年4月に開講した東京校では、開講わずか2ヶ月で、受験した生徒さん全員が「5級と4級」「4級と3級」など2つの級にダブル合格を見事に果たしています。 小学校受験があり、教育はご家庭での取り組みが第一、が徹底している東京と、高校入試がいまだに大きな比重を占め、教育は塾にアウトソーシングする大分が、国内偏差値やランキングが激変する今、どのようにそれぞれ展開していくのでしょうか。 おそらく、 これからは、 人間は、その時の目的に応じて、都市や国を移動するのが当たり前の世の中にますますなりますので、大分在住でも、東京暮らしでも、その土地に縛られることなく、 ご家庭の方針、お子さまご本人の関心、に沿って、 インターネットを使って、それぞれに最適・最高の教育環境を選び出し、 実際に距離を移動して、「最適の場」で学ぶ時間を持つことで、 素晴らしい人と出会い、刺激的な教育環境に恵まれ、暮らしていくお子さまが増えることでしょう。 田舎と都市の距離は、ますます縮まり、ご家庭とご本人の高い目的意識だけが人材育成の第一要素となっていく時代、楽しみです。 アメリカのハーバード大学生が大分で先生になります! Summer in JAPAN 2015お楽しみに!     […]

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発表会のある習い事はなぜお子さまの魅力アップに繋がるか〜子育て日記32

発表会のある習い事はなぜお子さまの魅力アップに繋がるか〜廣津留真理の子育て応援日記32 5月18日(5月17日深夜)のNHKBSプレミアム「パリオペラ座バレエ公演」は、昨年パリ・オペラ座 ガルニエ宮で収録された、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル振り付けの「レイン」でした。 まさに、タイトルのレイン=雨が示すとおり、スティーブ・ライヒの「18人の音楽家のための音楽」が70分間、絶え間なく続き、永遠に続く水の循環を生命の躍動にたとえたような、極端な強弱のない、深呼吸のようなペースでオペラ座バレエのダンサー10名が鍛えあげた肉体を十二分に使ってはだしで駆け回るステージです。 舞台には上から雨や水を表すのか、無数のロープでできたカーテンが引かれていて、ダンサーがそれに触れて踊ると、まるで水面に広がる波紋のように連鎖が起きて、カーテンが輝きながら揺れます。その水のコンセプトが、テンポが一定で同じパターンを繰り返すライヒのこの曲と、ドリス・ヴァン・ノッテンのシンプルで着心地よさそうな衣装の質感や揺らぎにぴったりで、本当に心が洗われるひとときでした。 楽器の演奏、ダンス、演劇、フィギュアスケートなど、日常的に、「今、ここでやってみせて」とリクエストされても、長い準備とゴールに決めた発表の日をピークに設定しなければ、やってみせたくてもとてもできないような習い事は、きっとどこかでお子さまの役に立ちます。 「18人の音楽家のための音楽」は、ライブでおこなうには非常な頭の回転が必要でしょうが、それを淡々とまるで努力なしでこなしているように美しく聞かせる演奏者、クラシックバレエで鍛えた身体で、コンテンポラリーに挑戦するダンサーのみなさんの地道で細かな動きを集大成して完成させる大きな流れとしてのダンス、手入れの行き届いた髪、心から沸いてくると思わせる微笑、など、ためいきがでる舞台でした。 文章を書く、絵を描く、などある意味やり直しのきく習い事とは別に、今、ここにしかない、そんな瞬間をつくることの重要さは、大人になって始めると怖さが先立つので、ぜひとも小さいうちから始めることをおすすめします。 ブルーマーブル英語教室:お問い合わせはこちら ひろつるメソッド東京校:お問い合わせはこちら Summer in JAPAN 2015:パフォーミング・アーツ(英語で演劇)のワークショップがあります お問い合わせはこちら パリ・オペラ座バレエ公演『レイン』NHKBSプレミアムシアター <音 楽>「18人の音楽家のための音楽」 (スティーブ・ライヒ) <振 付>アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル <舞台美術・照明>ヤン・フェルスウェイヴェルド <衣 装>ドリス・ヴァン・ノッテン <演 奏>アンサンブル・イクトゥス、シナジー・ボーカルズ <指 揮>ジョルジュ・エリー・オクトール 収録:2014年10月18、21日 パリ・オペラ座 ガルニエ宮 […]

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お子さまに勝ち癖をつけるために、不調を招く3つの兆しに注目!パート3

お子さまに勝ち癖をつけるために、不調を招く3つの兆しに注目!パート3〜廣津留真理の子育て応援日記31   18歳までのお子さまに、明るくのびのびと過ごしてほしい、そう願う保護者様に、お子さまの不調を招く2つの兆しをお話いたしました。 1.自滅行為(Self Handicapping)– プライドを守るために破滅行動に出ます! 2.先延ばし行動(Procrastination)–「やればできる」と言われたら要注意! 最後は、体調(Health Condition)です。 頭に近い部分のどこか、歯・鼻・眼・耳などに、お子さま本人はよく自覚できていないけれどもなんとなく悪い箇所があると、学習内容の難易度とは別に、授業を受けることそのものがきついことがあります。虫歯・歯並び、鼻炎・蓄膿症・視力低下、難聴気味や聴覚過敏、などです。 これは、保護者様は、お子さまの授業風景を日常的に見ることがないので、意外な盲点です。からだをゆすっている、表情が暗い、文具を常にさわっている、など、身体の不調を別な形で発散している様子が見受けられることがあります。 勉強机に座るよりまず、病院でチェックと治療をはじめたほうが成績が向上する例もあります。私が最も気になるのは、常に鼻がつまり気味で苦しそうだとなかなか勉強に集中できないケースです。 また、耳が聞こえすぎる聴覚過敏になりますと、クラスメートの大声や笑い声なども不快に感じます。自分の大声がうるさく感じないのは、自分が今から声を出す、と予測できるため心構えができているからです。他人の大声や、笑い声はいつ現れるか予測できないため、不意をつかれることに過敏なお子さまは、それだけで不安になります。 ちょっとした体調の良し悪しが学習能力を左右することもありますので、18歳までのお子さまには、日頃からかかりつけの歯科医・医師の先生にご相談できる機会をもつことの大切さを実感します。 さて、英語は、読む・聞く・話す・書く、の4技能になりますので、聴覚が優位にあるお子さまには、有利に働きます。 ものすごいスピードで本が読める、長文問題がすらすら解ける、といった黙読が速いのも、自分が目で追う文章を心の中で音読して自ら聞いているようなものです。 速く読む、とは、速く理解すること、ですから、授業で読む量が少ない→速く読む練習ができていない→最後までたどりつけない→内容も理解できない、という既存の英語学習の真逆です。 ひろつるメソッドは、速く理解するためのあらゆる練習をしています。小学生のうちから大学の入試問題に取り組むことで、文章全体をきっちり把握し、要点を的確にとらえ、分類や比較などの細かい分析が早い段階で可能になります。それが英語の好成績に繋がるのは言うまでもありません。 お子さまの体調チェックを忘れずに、小学生のうちに、理解力をつける=「地頭」を鍛える練習を英語を使ってやってみませんか。         […]

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