ひろつるまりの子育て応援日記 前夜祭1−1
何回も受験できるアメリカ型統一試験、人物評価、課外活動、エッセイの導入、など、大学入試改革をめぐっては様々な意見が出ています。
ですが、
「どのような選抜をおこなっても結果は同じ」でしょう。
ご家庭でお子さまに目指してほしい学校は、
東大、医学部、慶應、そして海外トップ大学。
これらの大学に進学するお子さまのご家庭では、保護者が
1.各科目を専門的に教えられる
2.なぜそのような進学先が好ましいのか、大局的ビジョンを語れる
3.たのえどのような変革が大学入試に起きようとも、いかなる対応も可能であるような情報を入手できる
4.アカデミックでも、人物評価スペックでも対応可能な文化資本がご家庭にある
からです。
ですから、上位層にとっては、どのような大学入試改革も心配無用でしょう。
では、入試改革のメリットは何か?
それは、
1.上位層のthe cream of the cropではない人を多角的選択により少しでも多く拾いあげて、トップ大学に多様性をもたせること
2.上位層ではないがゆえに、常に偏差値という幻想を追いかけ続ける中間層に「現状の20世紀型教育」よりも面白いことがあるのだから、もうその幻想は捨てていいんですよ、と気づいてもらうこと
大きくはこの2点でしょう。
1は2に比べると達成しやすい目標です。なぜなら、2は、
入試改革を訴えている人ご本人達は高学歴ですから、中間層の集団に「偏差値は無意味」と語りかけても理解を示してくれないからです。先進国が後発国に、「Co2を山ほど排出しながら富を追求するのは空しい行為です」と語って理解が得られないのと似ています。
それにしても、
20世紀型の教育に満足しないご家庭がものすごい勢いで増えています。
この現実に、公教育がついていってくれないことには、地方は特に優秀な人材を生み出すという点から、非常に厳しい時代が続くでしょう。
Summer in JAPAN 2014開催決定!