幼児オンライン英語はこちらSIJ(ハーバード生のサマースクール)

2026/10/06

「成功」よりも大切な「メンタルを病まずに一生過ごせる」唯一の方法

こんにちは、廣津留真理です。

前回のブログでは、

今の教育は、

一歩先の未来を先読みして、何を学ぶかを着実に準備する

それが「成功」への最短ルートだ、というお話でした。

今回は、同じく今流行りの、全く別の教育アプローチです。

人は、謙虚になるために勉強する

成功のためでもない、思いやりのある人になるのが勉強というのが、
最近Z世代に流行りのアメリカの作家、故デヴィッド・フォスター・ウォレスの言葉です。

ウォレスはケ二オン大学の卒業スピーチ「This is water.これは水です」で以下のようななことを語っています。

(廣津留真理訳、一部は廣津留真理の解釈です)


大学は、謙虚さを練習する場所だ。
なぜなら卒業して大人になったら、君たちには退屈な日常生活が待っている。
大人は仕事をして、疲れて帰ってくる。
それでも、食事・休息・睡眠の準備が必要だ。


何をしているのかわからないような時間が過ぎる。

それが大人の日常だ。

他人に思いやりのない謙虚さのない人はメンタルをやられる

なぜなら、人間は生まれた時の初期設定が「自己中心」で、
他の人の行動や、周りの出来事にイライラするのがデフォルトモードだからだ。

レジで、「前のおばあさん財布出すの遅すぎ、イライラする」
通勤で、「また遅延?なぜ私の邪魔をする!」
渋滞で、「早くして、間に合わない!」

SNSで、「もっと面白いものを!もっと刺激のあるものを!」ずっとスクロールする。

人はそれぞれに執着がある。
お金執着者は、「まだ足りない!」と恐れ
美容執着者は、「まだ醜い!」と恐れ
権力執着者は、「まだ弱い!」と恐れ
知能執着者は、「まだバカっぽい!」
みんながそれぞれ恐れている。


これではメンタルをやられてしまう。立ち直れない。

だから、

大学でやることは、何を学んだらどんな職業に就けるのか、ではない。

私は何を選んで集中し、何を選ばないでスルーするのか

それを学ぶのが大学だ。

常に、自己中の私を反省し、
自分に無関係の周りの出来事をスルーし、
日常に潜む「他人を攻撃したくなる自己中な自分」を毎日毎秒戒める。

おばあさんは、ゆっくり財布を出していい。いずれは自分も年老いる。
渋滞にも何か事情がある。そんなに急いでどこへいく。

謙虚に謙虚に過ごすのが、
メンタルを病まずにストレスなく一生過ごせる方法である。

The really important kind of freedom involves attention, and awareness, and discipline, and effort, and being able truly to care about other people and to sacrifice for them, in myriad petty little unsexy ways, every day. ー David Foster Wallace, from This is water. 



参考:
This is water, David Foster Wallace
Infinite Jest, David Foster Wallace
Never mind the lit-bros: Infinite Jest is a true classic at 30, Michelle Zauner, The Guardian