ハーバード合格までにかかった費用を大公開!〜廣津留真理の子育て応援日記63
週刊新潮5月5・12日ゴールデンウイーク特大号(4月27日発売)に、
「米英名門大学」奮闘記として、海外大学に進学する日本人高校生をおおたとしまさ氏が取材した記事が掲載されています。廣津留すみれさんはまもなくハーバードを卒業する、と、娘も少々取り上げられています。
娘は、大分市の大分上野丘高校を卒業するまでの18年間、一度も塾に通ったことがありません。小中校はすべて大分県の公立高校で、塾通いがなかったために、かかった学費は12年間で50〜60万円ほど。とても親孝行な金額です。
ハーバード大学合格の対策も、もちろん海外大塾なども行かずにすべて娘が自分一人でやったため、受験対策と試験の費用は、
1)SATというアメリカのセンター試験用の本と、SAT受験料で2万円強、
2)英語の試験TOEFL代金2回分4万円強、
3)ハーバード大学の受験費用が9千円程度、
合計約7万円、です。これも親孝行な金額です。
ハーバード大学受験は、アメリカに行かずに、すべてオンラインです。
ですから、日本の大学受験のように、試験会場に行かずに済むので、旅費もかかりません。面接は、SkypeでOKです。
日本の典型的な学校に在籍している高校生は、日頃は日本語で各教科を学習しています。そこで身につけた実力があれば、SATの試験は、アメリカ人向けなので全て英語で書かれていることをのぞけば、比較的基本問題で易しいので、わざわざSAT対策を外注する必要はないです。
また、SATは易しいために満点続出で、あくまでも入試の条件の1つにすぎませんから、ハーバードでは、SATを足きりに使うことはあっても、決して受験生を合格へと導く決め手とはならないでしょう。
英語を母国語としない人向けの英語力足きりテストTOEFLも、当然合格の決め手ではなく、条件の1つにすぎません。
日頃から継続的に英語力をつけておき、普通に学力があれば、特別な対策なしに、SATとTOEFLはクリアできます。
大学がほしい人材は、どのような人物か、決め手はそこです。幼児の頃からの家庭での生活や学習習慣が無意識のうちにかかわってきます。
日本からのハーバード合格者は、毎年全学年1700人のうち1~3人程度ですから、ぜひSATやTOEFL対策にまどわされることなく、自分の好きを極めて、海外大学にトライしてみてください、応援します!
娘は、海外生活経験ゼロ、塾通いゼロ、大分の田舎住まい、試験勉強に費やした期間は10ヶ月、これでもなんとか合格できました。
日本人は、なにかと「対策」「傾向の分析」をしすぎる傾向があり、それがかえって石橋を叩いて渡る、どころか、石橋を叩いてたたき壊す・石橋を叩いてこわくて渡れない、になることもあります。
何よりもまず、受験生本人が充実した毎日を送り、心からハッピーでいること、これが合格への第一歩です、そんな気がします。
今日4月27日(アメリカ時間)は、ハーバード大学4年生最後の授業だったよ、
と娘からLINEが届きました。
素晴らしい仲間と出会い、切磋琢磨してきた4年間、
恵まれた環境と豊富な人材と資金力で学生を支える包容力のある大学で学べたことを、
母親として感謝しています。
この秋からは、ニューヨークのジュリアード音楽院の修士課程に学ぶことになった娘は、
心から音楽が大好きなようです。
by ひろつるまり
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