受験の真の勝ち組は「無受験」です〜子育て日記66
受験の真の勝ち組は「無受験」、すなわちガチガチの受験勉強対策が無用のお子さまです。えー、という声が聞こえてきそうですが、まず常識を疑うことが成功への近道です。
無受験は2種類で、
1.「無受験」で大学に入学、または
2.「大学のような高等教育機関が人生の成功に無用」です。
無受験で大学入学するにはいろいろなタイプがありますが、基本は、
スカウト、
です。
スカウトにもいろいろあって、
ある分野に並外れた才能を発揮している子ども、
人脈や家柄から判断して今後の成長が大きく期待できる子ども、
コミュ力やアピール力が桁外れで所属するコミュニティーを大いにPRしてくれそうな子ども、
など切り口は多様です。
1でも2でもない子どもはどうするか。
3.受験対策のために小学校から塾に行きます。
今日本で行われている受験勉強は、「フィルタリング(ふるい分け)」と言って、
18歳から大学のような高等機関に入って勉強してもらう子どもたちを、
各大学に振り分ける作業です。
その振り分けに使われているのが、
いわゆる学力と総称される受験対策科目です。
それを身につけようと、塾通いをして、
良い中学校に行くべく小さい頃から学力重視の生活をします。
常識的に、学力が高い子どもの通う中高校は、いわゆる良い大学への進学率が高いです。
それは、その中高校が極めて優れた指導法をしているからでも、
その中高校に通う生徒が極めて優れた指導法をしている塾に通っているからでもありません。
真実はただ一つ、
その中高校に通う子どもの家庭の「親の学力意識」「学びを愛する心」が極めて高いからです。
この事実は、親の学力意識が高い家庭ではよく知られた常識ですが(だからその家庭から優れた学力の子どもが輩出される)、
「周りがするからウチも」「偏差値が高い学校に行かせたいから」という家庭には普及しておらず、学校や塾に丸投げしてしまい、うまくいかないケースがほとんどです。
先日のバイキングSP「天才を育てた親」に出演の、
アグネスママ、佐藤ママ、谷ママ、小成ママ、廣津留ママ、を見てもわかるように、
ゼロ歳から我が子に「学びの楽しさ」をあの手この手で教えようという意識が高いのです。
学校や塾に丸投げしているママは一人もいませんでした。
それでも、「△△大学に我が子を合格させた親」は、上記の真の勝ち組とは、ほど遠いことがわかります。
真の勝ち組は、無受験、なのです。
何もしなくても、大学が人材を求めて向こうからやってくるのですから。
また、エスカレーター式で大学まで行ける学校もその優れた特色を生かして思い切り子ども時代をエンジョイでき将来につなげることができます。
無受験の良さは、じぶんの好きを見つけてリスクをとって極限まで楽しめる、これにつきます。
家庭の影響は裕福な家庭ほど学力が高いなど、金銭的なことが言われることが多いですが、
学力に関しては、経済力よりも家庭の学力意識のほうが影響が大きいと思われます。
しかし、学力だけのフィルタリングにも限界があり、
難問奇問重箱問題を出しても社会的に何のメリットも意味もないことや、
教育グローバル化で問題解決能力が問われる時代になってきましたので、
21世紀型の大学受験は、
学力は受験条件の30%程度になり、
1や2の人材を集めるのと同じようなオーディション型、
になっていくでしょう。
どれだけ10代をエンジョイできたか、これで決まる時代になりそうです。
まとめ:
大学入試には3種類ある、無受験・無入学・対策受験
真の勝ち組は無受験、これが新常識
対策受験は家庭の学力意識で勝負が決まる
学力対策に限界がきたので、2020年以降は入試形式を問題解決型やオーディション型に変えて、日本と世界をリードする人材を育成する必要性が急務
(しかし、そこにたどり着くにはまだまだ厚い壁がいくつも待ち受けているでしょう)
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by ひろつるまり
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