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いつも元気な著者の
廣津留 真理さんとQ&A 第二回

まえがき

みなさんにとって「幸せ」とは?

We all matter.
(みんな、それぞれ価値があるすばらしい人間なのです。)

matterという英語の動詞があります。


・私は生きる意義がある存在だ

・他人は生きる意義がある存在だ

と常に認識して生きている。

そんな意味を持っています。

自分を価値ある存在だと思えるのは、自分を大切にできるから。

例えば、ここにペンが1本あります。
「どうせ100均で買ってきたものだから」と粗末に扱っていて、
いつか無くしてしまったとします。


「まあ、また買えばいいさ。同じものなんていくらでも安くあるし」

自分を大切にする、とはこの反対の行為です。


日々の行動が実はその人を決定づけているのです。

これは安いから価値がない、
あの人は噂では〇〇らしいから価値がない、

そんなネガティブ言葉を続けていると、最後は自分自身に返ってきて、

「私は役立たずで価値がない」

「私はたいした人間ではないから価値がない」
という自己否定に繋がってしまいます。


さあ、「思い込み」から解放されましょう。

みなさんが「思い込み」から自由になって、
子どもも親も好きなことをして生きていけるような1冊に仕上げました。

ぜひこの本で「思い込み」を一つ一つ外すことからスタートしてください。

廣津留真理
ディリーゴ英語教室主宰

>廣津留真理のプロフィールはこちら

第1章 自分の落ち度まで親のせいにしてしまう「エコーチェンバー」現象とは?

_ 『これからの親の教科書』のポイント、「思い込み」とはそもそも何ですか
真理 はい、いま流行っている「毒親」は思い込みの一例です。 
_ え、どういうことですか。ヤバい親に育てられたら最悪じゃないですか。
真理 その通りです。世の中には本当に尋常ではないくらい「ヤバい」親や大人がいると思います。安心・安全ではない環境で育てられた子どものトラウマは大変なものです。
_ ではなぜ、「毒親」が思い込みなのですか。幼少期のトラウマは後々の人生の成功や失敗に大きくかかわると思うのですが。
真理 おっしゃる通りです。ですが、私が「毒親思い込み」「毒親幻想」と考える理由は2つあります。
    
 1つは、エコーチェンバー現象です。

 エコーチェンバーとは、自分の意見や思想と似ている人が集まるSNSのような閉ざされた空間では、
    
 この場で共有される意見をあたかも世間一般の正解のように勘違いしてしまうことをいいます。

 自分が関心のあるものがアルゴリズムで流されてくるのがネットです、それがまるでみんなの世論であって、自分の想いをサポートしてくれていると思い込み、どんどん増幅する、世にも恐ろしい現象です!
_ うわ、それはまずいです。つまり、自分が今こんなになっているのは「毒親」に酷い目にあったせいだと例えば著名な人物が発したり、毒親関連の事件が報道されたら、それに惹きつけられる人たちが、我も我もと、親のせいではないことまであげつらうわけですね。
真理 はい、確証バイアス、というやつです。そうなると、実は自分がしくじったことの反省や検証を自分でできないため、自己成長が妨げられます。なんでも人のせいにするともったいないですよね。
_ エコーチェンバーにならないためにはどうしたらよいでしょうか。
真理 クリティカルシンキング、大事です。
 ・常に客観的視点に立つ
 ・反対意見を探して検証する
 ・衝動性を抑えて冷静に見る
 英語を学ぶことでも身につきますよ、おすすめです。
_「毒親幻想」のもう1つはなんですか。
真理自分の不幸や失敗を親のせいにするもう1つの原因は、

世の中には私のことを100%理解してくれる人がきっといる

という「思い込み」です。
ぶっちゃけ、そんなうまい話はありません。
そんな人はいません。
_ でもわかります、その気持ち。他人につい期待してしまうんですよね。
真理 期待するのは良いですが、程度問題です。
    
 幼少期に親に理解してもらえなかった、寂しかった、
 それを今補いたいから目の前にいるそこの「あなた」、もっと私を愛しなさい、理解しなさい、慈しみなさい、これはムリです。
 親も人間ですからね、私やあなた同様に不完全なのです。
    
 一刻も早く、「世の中には私のことを100%愛してくれる人がきっといる」症状におさらばしましょう!そして、


 世の中には私のことを100%理解してくれる人はいないし、
 私も周りの人を100%理解しているとは言い難いけれど、
 それでも私もみんなも、お互いに敬意と愛情と好意を抱いて、日々接している。ハッピーを目指して。

 そういう考えにシフトしてください。
_ なるほど、よくわかりました!起きたことは変えられないから、解釈をよりハッピーなほうに向けるわけですね。素敵だと思います。
真理「思い込み」にバイバイすると、素敵なことが起きるんですよ〜〜。


_ 逆もしかりですね。自分が親の場合、

 「どうやったら子どもに毒親に思われないか」を考えておかないと、今のようになんでもシェアの時代にはエコーチェンバーに引っかかるような子どもになったら面倒ですよね。
真理ですね。

 私が常に色々な著書で書いているように、
 安心安全と愛情を120%与えて褒めて育てて、ニコニコ笑顔の家庭にする。    
 それでも、当然ながら
 「子どもはしくじる時はしくじる」のです。

 ただ、対策はあります。

 ・1人で乗り越える力が授かるようあたたかく見守る
 ・「自分には愛情が不足している」と感じる愛着障害にならないように目一杯か    わいがる。
 ・愛情を言葉や態度で示す、示すことに抵抗を感じないで堂々とする。
 ・子どもの前で汚言葉や悪口を使わない
 ・モノを大切にする態度を見せる
    
 そのためにも、親は自分自身を大切にしましょう。
 運動・栄養・睡眠、シンプルですが大切な要素です。
_ 最後は親のセルフケアの話になりましたね、ありがとうございました!

詳しくはこちらの本でお確かめください。

これからの親の教科書

子どもも親も一緒に成長できる これからの親の教科書

 (廣津留真理著 KADOKAWA 2023年10月3日発売)

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