良いサマースクールの見分け方と変わるこれからの教育〜廣津留真理の子育て応援日記 79
地方都市に住んでいるお子さまは学校の選択肢が日本に限定され、しかも極端に少ないことに疑問を持ち、私が「海外併願入試を考える会」を発足したのが2012年(平成24年)。
「グローバル教育って何?」「海外の学校にごく普通の日本の生徒が通えるの?」「英語は学校と塾のやり方で受験に備えれば十分」「使える英語は大学生になってから就活前で間に合う」などの昭和時代の認識がまだ根強い頃でした。
海外併願入試を考える会からハーバード生が講師のサマースクールへ
2012年の準備を経て、ハーバード生を米国から招聘したサマースクール Summer in JAPANへと形を変えて今年 、4年目の夏が終わりました。
2016年の今では、どこもかしこも「グローバル教育で世界に飛び立て」「英語4技能で入試突破」「アクティブラーニングで自己表現」を唱えています。今は、これらのプログラムの中から、名称はグローバル・中身は昭和、なんちゃってプログラムの数々を淘汰すべき時です。消費者としての保護者様の教育への目利き、品定め、が最も大切です。
夏休みは様々なサマースクールが全国各地で開かれ、なかでも、私たち SIJのように海外の大学から学生を招いて日本の子どもたちに英語+αを提供するキャンプが多いようです。
長期休みはお子さまが人間的にぐんと伸びるすばらしいチャンスです。毎夏、塾の夏期講習や学校の補習や宿題に追われているお子さまは、未知の世界への扉を開け、自分の可能性を広げる知識を身につけるチャレンジ期間として、夏休みを活用しましょう。
そこで、来年のために良い英語サマースクールの見分け方を3つに絞ってご説明します。
(1)お子さまが「楽しい+学べる+成長できる」場であるかどうか
英語のサマースクールといえば、アウトドアのアクティビティやディスカッションといった楽しく英語で会話するイメージです。が、同時に、勉強はとても地味で地道な努力を要します。
望ましいサマースクールとは
>英語の文章をきちんと書く、説得力のある発表をする、その他の自己表現手段がしっかりとある
>自分と年齢が近いトップクラスの大学生から勉強や読書のコツや得意分野を生かす方法が学べる
>何かあったら自分で解決する習慣づけができるクラス運営がある
(写真1: Summer in JAPAN 2016 ライティングクラス 自由英作文を山ほど書きます)
(2)主催者の顔が見えるか、またプログラム立案者として頼りになる人物かどうか
グローバル教育・多様性、と称したもののうち、主催者の顔が見えない、形だけを模倣したサマーキャンプがありましたので、一例としてあげます。
グローバル教育・実は中身は昭和英語授業のサマースクールの一例
・宿泊型、教えるのは日本在住ネイティブと準ネイティブ?英語講師、対象は小学校高学年と中学生
・グローバル、世界で活躍する人材育成、英語学習、を唄いながらも、中身は昭和の英語授業である
昭和クラスの内容:
1.Do you have …? Yes, I do. No, I don’t といった文章カードを用いてネイティブ講師と英語で会話する、学校の枠を出ない内容と応用のきかない構成
2.tomato、milkなど学齢に不釣り合いな英単語カードを使用
3.生徒の英語力不足で不成立だと最初からわかっている自由英会話クラス
4.英語力を伸ばせないのに高度なアウトプットをさせようとする講師が、結果的に自分で質問して自分で答えるはめになる、それを黙って聞く生徒たち ほか
これは、「今、まさにご家庭とお子さまが求めている英語教育とその実践法」を主催者側がだれもわからないまま、ネイティブ講師陣を使って宿泊型にすればとりあえず何でも「グローバル」と、形式に走った結果です。このような形だけのサマースクールがはびこるようでは、日本の英語教育は今後も全く変わりません。それを淘汰していくのは、ご家庭の「選択パワー」です!
はっきり言います、このようなキャンプに参加するくらいなら、
私の1回75分レッスンの「英文読解」を3回受講したほうがはるかに目からウロコ、読解力の本質がわかり、やる気がでます!
主催者の顔が見えるサマースクールとは
Summer in JAPANは、過去4年間の全クラスを代表理事の私、廣津留真理が立案・企画しています。これまでに2000人以上のお子さまに良質な英語レッスンを効率的に指導し、結果を出してきたからこそできる基本コンセプトときめ細かいカリキュラムです。(とはいえ、「私がやったのよ」「私が、私が」とは全く主張しませんので、ここでいう顔が見える=設立理念がはっきりしていて目標にかなった運営を継続的にしている、です)
同時に、講師陣のハーバード生の筆記試験作りから採用面接、ハーバード生の多様性を生かした人材配置、彼らとの対話やフィードバックから生まれる魅力ある教室作りなどを私が責任を持って担当、全スタッフのそれぞれの持ち味と特技を存分に活用するプログラム作りに4年間(正確には5年間)無償で取り組んできました。
(写真2: S IJ 2016 プレゼンテーションクラス 生徒が積極的に参加するクラス作りが鍵です)
次号に続く〜
by ひろつるまり
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