エリザベート音楽コンクール優勝は心理学専攻のハーバード生!子どもの「超得意」を作る秘訣
こんにちは、ひろつるまりです。 週末7月13日は、幼児〜高校生の保護者さま対象のひろつるまりセミナーにご参加ありがとうございました。 また、7月7日は、国東市の公開レッスンにご参加の中高生、ありがとうございました! お話したように、 これからは、学歴社会ではなく、学習歴社会。 何を学んできたか、何が得意で、何を社会に提供できるか。 子どもにも履歴書が必須の時代に突入しました。 得意を伸ばして、それに強みをもう1つプラスして、 グローバルに生き抜く時代。 日本の塾や学校のように、 「ひろつるさんは英語はもう十分得意だから、英語を一旦やめて、余力を化学と代数に振り分けなさい。そうしないと良い大学に入れませんよ」 などというナンセンスは平成でお・し・ま・い! いつも言いますが、参照:(世界のトップ1%に育てる親の習慣ベスト45) その人がどんな人間かを表す指標には、 ・社会関係資本(人脈) ・経済資本(お金) ・文化資本(教養) の3つがあります。 こに3つのミックスで、その人の属する社会階層がざっくり決まっています。 「え、それはまずい。うちの子には、最低でも自分レベル、 いや、もっと上の社会階層に入って活躍して欲しい」 そう思うのが親の気持ちです。 確かに、日本が高度成長期には、社会階層の再生産が可能でした。 親と同じレベルの暮らしを子どもも繰り返すことができたのです。 しかし、 時代は変わり。。。。 日本の世界競争力はなんと30位に低下、 一人あたりの生産性もとても低い、 高齢化で、2024年には全国民の3人に1人が65歳以上。 2040年には自治体の半数が消滅、 世界で戦おうにも、英語力に至っては、アジアでも最低ランク。。。 ですから、 得意に割く時間を削って、 どう頑張っても不得意な科目や仕事に根性で頑張るのはもうやめましょう。 得意は、「超」得意にするのです。それを糧に自信と実力を身に付けるのです。 (参照:成功する家庭教育 最強の教科書 ) 超得意にすると良いことが2つ。 1つは、「超」得意は一生ものです。 英語なら、スピーチと書き言葉をパーフェクトに身につければ、世界で生きていけます。 もう1つは、 ・学習資本 が身に付くことです。 学習資本は、 社会階層を構成する4番目の要素として注目されています。 得意なことをやり続けると、ますますそれが好きになり、 好きだからどんどん向上し、ますます継続する、 この好循環のことです。 これを一旦身につければ、 一生モノです。どんなことでも継続できる力となって、あなたを助けます。 これが、不得意科目をいやいや続けると、どうでしょう。 学習資本が身に付くどころか、 不得意科目が「超得意科目」になることは一生ないでしょう。 なんという時間と労力のムダ。。。 好きなことを得意にして、プラスアルファで活躍する例を1つご紹介します。 エリザベート王妃国際音楽コンクールといえば、世界トップの音楽コンクール。 その、2019年バイオリン部門の優勝者は、 ハーバード大学卒業のステラ・チェンさん。 私もハーバード大学でなんども彼女に会ったことがありますが、とてもチャーミングな女性。 私の娘すみれもハーバード卒業でバイオリンを弾いているので、 ハーバード大学には「バイオリン学科」がある、と思っている方が多数いらっしゃる模様。。 しかし、ハーバード大学(4年制の学部)には、 バイオリンもピアノも、楽器を習う学部は1つもありません。 しかも、学部は入学して数年後に決めるので、 大学入試の内容は、全員同じです。 日本のように、経済学部、医学部、文学部、で異なる試験ではありません。 ステラさんは、ハーバードでは心理学を専攻していました。 ハーバードには普通に学問を続けながらピアノ、バイオリンなど楽器を続けて活躍している学生が何人もいます。 では、一体どこでバイオリンを習うのか。 個人で頑張るのです。 そのために、 個人で、バイオリンの先生に師事するのです。 ハーバードの課題レポートを提出し、 定期試験を受け、 みっちり勉強しながらも、 バイオリンの練習時間は、 自分で時間管理して見つけて、 個人で師事している先生について、 コンチェルトや室内楽をさらって、頑張るのです。 ステラさんは、ハーバード在学中に、 近くにあるNECという音大の大学院に同時に在籍する、 いわゆる「ダブルディグリー」学生でした。 私の主催するサマースクールSIJの講師陣として来日してくれたハーバード生にも、 たくさんの「ダブルディグリー」生がいました。 4年間の経済学部と2年間の経済学大学院を、 なんと20歳で終わらせて卒業したツワモノもいました! ステラさんも、娘のすみれ同様に、 ハーバードの後は、ジュリアード音楽院に進んでいます。 ステラさんは、NECですでに音楽の修士課程を終えていたので、 ジュリアードでは、博士課程に進みました。 ですから、 日本のように、 決まったことを、決まったように、黙々とやり、 不得意科目をいやいや埋めて、平均値に近づけ、 (日本人が朝食バイキングで、まんべんなくお皿に盛りたくなる習慣に似ていますね) 学歴を得るために勉強するのが当たり前、ではなく 得意を超得意にして、 楽しみながら学習資本を身につけ、 プラスアルファで強みを見出して、 社会で生き抜いていく。 みなさん、頑張ってください! さて、お知らせです! 勉強と芸術を見事に両立させているハーバード大学生のコンサートが大分で開催されます。 廣津留すみれもバイオリンで登場します。 チケットはこちら:廣津留すみれとハーバードの仲間たちコンサート前売り券 夏休み、良い刺激になりますので、親子でぜひご鑑賞ください! 〜〜〜〜〜〜 第7回 廣津留すみれとハーバードの仲間たちクラシックコンサート (一般社団法人 […]